令制国制度下の兵庫

2008年12月25日

令制国制度下では、摂津国および、丹波国の西半分、

播磨国、但馬国、淡路国にあたる地域であるが、

僅かながら美作国、備前国の区域も存在して

七つの令制国の区域をも含みます。

これは、明治維新後に地方区分としての国が

割り当てられた北海道の十一ヶ国に次ぎます。

五畿七道の区分においても、畿内、山陽道、山陰道、

南海道の4つにまたがり、古来の行政区分を、

ほとんど無視する形で成立しています。

江戸時代に置かれた藩は摂津国に尼崎藩・三田藩、

丹波国に篠山藩・柏原藩、但馬国に出石藩・豊岡藩があり、

播磨国に姫路藩・林田藩・明石藩・龍野藩・赤穂藩・

三日月藩・小野藩・三草藩・安志藩・山崎藩が、

淡路国に阿波藩(阿波徳島藩)の洲本城代の稲田家、

旗本(交代寄合)の山名家の村岡陣屋、

交代寄合の池田家の福本陣屋が存在しました。